院長あいさつ of 独立行政法人国立病院機構 さいがた医療センター

チームさいがた再始動!!
〜 医師募集特設サイト開設 〜

 長年の目標であった精神科医の副院長が着任し、精神科医療の充実を図ることを第一目標に、さらに働きやすい環境を構築すべく「医師募集特設サイト」を開設した。これまでも、民間のホームページなどを活用して、紹介していただき、医師募集を行ってきたが、十分な情報を発信することができなかった。そこで、医師募集の理由と処遇・身分・賃金などの考え方を十分に伝えることで、当院の良さを知っていただくために、この特設サイトを設けることにした。現在、ものすごいスピードでアクセス数がのびているようで、開設の原案を作成した私としても鼻が高い。さらに、この院長挨拶にもアクセスが集中しているので、私の考え方や病院の働きやすさを紹介したい。

 私の考え方の基本は、「チーム医療」、これはどの病院でも掲げているだろう。このチームの中心は「患者さん」である。これも、どこでも掲げているであろう。しかし、「自分がもし、目の前にいる患者さんと同じ病気になったとき、どのようにしてほしいか?」ということを考えながら、自分の医療を実践するということを、なかなか掲げている病院はない。私たちの病院の職員は、基本的モチベーションが高い。それは、この考え方に立脚している。「情けは人のためならず」ではないが、このような、患者さんに対する「共感(同情は無意味である)」を持って接することで、治療・看護・ケア・検査・その他の医療を行う際のモチベーションも高くなるはずである。

 当院が、働きやすい病院である理由には大きな3つの柱がある。一つ目は、垣根のない医療連携である。精神科と神経内科・内科はよく水と油に例えられるが、当院では、紹介状すら不要である。精神科からの相談が入ればすぐに対応する。それぞれの科に集中して診療できる。二つ目は、メディカルアシスタントの存在である。医師の書類作成業務のほとんどを担当してくれる。これにより、通常の医師が仕事の40%近くを書類作成業務に費やすものが、10%近くに減少させることができている(メディカル・クラークと呼ぶところが多いが、当院ではアシスト業務色を前面に出すべく、メディカル・アシスタントと呼よんでいる)。三つ目は、コメディカルスタッフの強力なアシストである。医師業務に取って代わることはできないが、サービス調整会議の設定・面談の設定・入院時のインテークのサポート・退院時必要な書類のチェック・報告書の期限チェック・外来担当医への電話連絡を最小限にする・患者さんからの電話はできるだけ看護師のレベルで対応するなど挙げるときりがないが、私が特設サイトで伝えた、「日本一働きやすい病院」の本質だと思う。検査機器は、ぜいたくなほど当院の規模では最高の機器が揃えてある。特に放射線科は、専門機器(ちょっと贅沢かな)が、診断をより的確な方向に導いてくれる。平日は、どうしても当直業務があるが、休日はできるだけ、当院の医師が休めるような体制をとるように努めている。すべては、モチベーションと診断・治療能力の向上のためであり、働きやすい環境はピカイチだと思っている。

院長 下村 登規夫